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転職をする際に必ず書かなければいけないのが履歴書、西暦なのか和暦なのか、学歴や職歴、志望動機など日々の業務をこなしながらゆっくり考えるのは難しく、適当に作成しがちになってしまいます。
薬剤師の転職は、近年増加傾向にあります。厚生労働省の調査によると、2021年の薬剤師の転職率は17.5%と、過去最高を記録しました。
転職を成功させるためには、履歴書の書き方が重要で応募動機や自己PRに力を入れることで、書類審査を通過することができます。
人事の立場でいうと、数ある応募者の中で履歴書を比べても違いがない面白味のない履歴書が多いです。経歴などたまーに興味を引く履歴書があります。私もよく人事の人から「あなたのような経歴の人初めて見ました、面白いねー」と言われることが多く、就職活動でもプラスに評価をいただいています。
そこで、本記事では、薬剤師転職をする際の履歴書の書き方で注意すべき10個のことをご紹介します。
見やすい履歴書を書いて、スムーズに転職活動をしよう
薬剤師履歴書は基本を押さえ、誤字脱字がないきれいな履歴書を作成する
履歴書作成の基本的なルールを守る
履歴書を書く際には、基本的なルールを守ることが大切です。
- 字は丁寧に書く(現在は手書き履歴書はほとんどない)
- 誤字脱字がないようにする
- 日付や数字は正確に書く
- 余白を適切に取る
基本的なルールを守ることで、清潔感のある履歴書を作成することができます。
※手書きが以前までは必要でしたが、現在はエクセルなどのデータを送れば転職エージェントが編集して希望の就職先に提出してくれるのでPCでいつでも追加、修正できるようにデータを持っておきましょう。
応募書類は応募先のフォーマットに合わせる
履歴書のフォーマットは、応募先の企業に合わせることも大切です。
事前に応募先のホームページで募集要項などを確認しましょう。独自の履歴書や職務経歴書のフォーマットが必要なケースがあります。これも転職エージェントを利用していれば間違えることはないでしょう。
※過去の履歴書を使い回す場合は、最新の情報になっているのか入念に確認をしましょう。
例えば、外資系企業の場合は、簡潔でわかりやすい履歴書が好まれます。また、ベンチャー企業の場合は、個性的な履歴書が好まれる場合もあります。
応募先の企業を調べて、その企業に合った履歴書を作成しましょう。
自分の強みをアピールする
履歴書は、自分の強みをアピールするチャンスです。
これまでの経験やスキル、資格などを、具体的に伝えましょう。また、自己PRでは、自分の強みを活かして、どのように貢献できるかをアピールしましょう。
英語が得意ならTOEICの点数を書いたり、趣味で海外旅行に行くことを記載
具体的にあった患者さんとのエピソードなどを書いて人事の人に興味を持ってもらいましょう
自分の強みをアピールすることで、応募先企業に好印象を与えることができます。
ネガティブな印象を与えない文章を書く(退職理由など)
履歴書は、誤解を与えないようにすることも大切です。前職の退職理由を記載する場合もあります。
前職の退職理由は、ネガティブな印象を与えないように注意しましょう。また、職がない空白期間が長い場合は、その理由を説明できるようにしましょう。
前の上司が全然仕事をしなくて、いつも仕事を押し付けられて大変だったんですよ!
人のせいにする子なのね、この子はうちには来てもらいたくないわね
誤解を与えないようにすることで、応募先企業に信頼を与えることができます。
最新の情報を使う
履歴書は、最新の情報を使うことも大切です。
例えば、学歴や職歴、資格などは、最新の情報に更新しましょう。また、賞罰や免許の取得なども、最新の情報に更新しましょう。
同じフォーマットを使い回す時も抜けている情報がないか
必ずチェックしよう!
最新の情報を使うことで、応募先企業に好印象を与えることができます。
読みやすいレイアウトにする
履歴書は、読みやすいレイアウトにすることも大切です。
フォントはWindowsなどに標準書式として設定してある以下のものです。
行間文字の大きさを統一する(忘れがちです!)
見出しや強調したい部分は、色や太字などで目立たせましょう。
読みやすいレイアウトにして応募先企業に好印象を与えよう。
丁寧な言葉遣いを使う
履歴書は、丁寧な言葉遣いを使うことも大切です。
例えば、敬語や丁寧語を正しく使いましょう。また、誤字脱字がないように注意しましょう。
志望動機や趣味、特技などを文章で書くときに気を付けよう
丁寧な言葉遣いを使うことで、応募先企業に好印象を与えることができます。
【重要】応募先企業に興味があると思わせる志望動機にする
履歴書は、応募先企業に興味があることを伝えることも大切です。
なぜその企業を志望するのか、その企業で何をしたいのかを、具体的に伝えましょう。また、ホームページに書いてある企業(病院)理念や事業内容を調べて、自分の考えと合っていることをアピールしましょう。
薬局での仕事はどこも同じだと思ったら大間違い!
企業のホームページをチェックして、何に力を入れているのかしっかり調べよう。
応募先企業に興味があることを伝えることで、採用担当者に好印象を与えることができます。
自己PRは、具体的なエピソードを使う
自己PRは、具体的なエピソードを使うことも大切です。
「私は、コミュニケーション能力が高いです」と書くよりも、「私は、患者様と積極的にコミュニケーションをとり、信頼関係を築くことができました」と書く方が、具体的で説得力があります。
僕はアフリカでの病院での経験、現地語を話せることを書いて、興味をもってもらってるよ!
具体的なエピソードを使うことで、応募先企業に自分の強みをアピールすることができます。
複数の人にチェックしてもらう
履歴書は、複数の人にチェックしてもらうことも大切です。
家族や友人、キャリアカウンセラーなどにチェックしてもらい、アドバイスをもらいましょう。
はじめての履歴書は、必ず家族や友達に見てもらおう!
複数の人にチェックしてもらうことで、より完成度の高い履歴書を作成することができます。
志望動機の例文、総合病院・調剤薬局
総合病院と調剤薬局の志望動機を例に挙げます。どちらも重要なのは、就業先の理念や経営方針をよく研究し、自分の思いと組み合わせて記載しましょう。
総合病院
総合病院でのポイントは、
数多くの診療科があり、幅広い薬物治療を学ぶことが出来る
チーム医療を学べる
薬剤師の知識レベルが高く、切磋琢磨できる
現在は急性期の病院に従事しています。
その中で、病棟薬剤師として医師や看護師などの医療職種の方と協力し、患者さんの薬物治療に寄与してきました。その中で急性期治療を終え在宅に帰ることを目指す患者さんにもっと寄り添う薬剤師になりたいと思いました。
貴院の、地域の医療を支え患者さんに安心して暮らせる医療を提供するという理念のもと、在宅に力を入れ退院後の日常生活への薬物治療のサポートを行いたく、応募しました。
調剤薬局
調剤薬局のポイントは、
門前病院の専門性を理解する
調剤薬局独自のプロジェクトを把握する(ミキシング、在宅など)
自分の経験を還元できるか
私は総合病院で、消化器内科・総合診療科の病棟担当として勤務してきました。
化学療法のミキシングや抗がん剤の服薬指導も行ってきました。
その中で、もっと患者さんに寄り添い薬物治療のサポートを行いたいと思いました。
貴院では、長年地域に密着し多くの患者さんを支えていると感じています。今まで総合病院で経験してきた抗がん剤や臨床経験を活かし、副作用に苦しむ患者さんのサポートを行いたく応募しました。
まとめ 志望動機を就職先へフィットさせ、書類審査を通過しましょう
薬剤師の履歴書はあまり重要視されていませんが、丁寧に書くことにより、人事担当者から興味をもってもらい、面接をスムーズにもっていくことが出来ます。
多くの履歴書を見る人事の人にとっていかに注目を得る必要がありますが非常識なことは書かないように今までの経歴で力を入れていたこと、達成したことを記載しましょう。
志望動機は最重要項目であるので、就業先が力を入れている業務や最新の情報を網羅し、自分がフィットできる人材であるということをアピールして、書類審査を通過しましょう。
どうしても、応募動機がしっくりこない場合は、転職エージェントに聞いてみましょう。