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子育てをする世代にとっては優しくはない社会になっていますが、男性が育児休暇を取得しやすくする動きが活発になり、ようやく普通に子育てに参加できるようになってきました。
しかし、子育てをしたことがない男性自身が育休を取得する意義を理解しなければ、パパ育休は意味を成しません。
今回は、男性の育休についてメリット・デメリット、その取得方法について説明します。妻の育児を手伝うという考えは止めて、積極的に育児をする男性が増えることを祈っています。
薬剤師男性育休の3つのメリット
赤ちゃんの成長を見ることができる
まずは育児休暇の一番の目的は、赤ちゃんの成長を近くで見ることです。
仕事をしていると自宅に帰るのは、早くても18時を過ぎるでしょう。そうなると、赤ちゃんはもうおやすみしているので寝ている姿しか見ることができません。
主な赤ちゃんの目に見える成長家庭としては、
目で追う
ものを持つ
笑顔を見せる
寝返りをする
半年ほどあれば、以上のことはできるようになる子が多いです。はじめは動物のように見えていても成長が見え始めるとなんとも言えない可愛さが滲みててきます。
7ヶ月を過ぎると人見知りにもなるのでその時期にパパと十分な時間を育み事ができないと、パパ見知りにもなります。
パパ見知りは、パパにとっては赤ちゃんをかわいいと思えなくなってしまい、ママにばかり育児の負担が増えることにも繋がります。
育休を取ることによってしっかりとお子さんとの”時間を育む”ことが出来ます。
奥様の負担を軽減する
子育ては本当に体力を削ります。夜間にミルクで起こされ、おむつを交換し、寝かしつけるまで抱っこをしなければいけません。
それが毎日です。先が見えないトンネルを進むようなものです。
育児休暇を取得するということは、”奥様以上に家のことをする必要がある”ので覚悟が必要です。
男性育休を取得したのに、ゲームをしているのは家庭の不仲の原因にもなりかねません。一時のことだと思っていても相手には一生根に持たれることがあるので、家事育児に精を出しましょう。
仕事の取り組み姿勢を考えることができる
育休期間中は文字通り仕事はお休みです。育児に仕事の情熱を注がなければなりません。
仕事場を離れて落ち着いた状況になれる機会はそうそうありません。
自分のこと、家族のことをゆっくり考えるのにこれほど良いチャンスはありません。
育児休暇は、職場から与えられるものですが、職場から給付金が出ているわけではありません。ボーナスもでません。
一般的には、育児休暇後に復帰せずに転職することはタブーとされています。それは、職場は復帰を前提としてシフトや配置を考えているためです。
しかし、自分の人生は一度きりです。
本気であなたの将来を考えて、転職という選択肢を選ぶことになってもそれは誰にも責められるようなことではありません。
休職期間中にしっかりとご家族で相談し、転職エージェントに登録することも立派な選択しです。
男性育休の3つのデメリット
手当が出るが給与の満額ではない
手当の支給額は、育休の取得期間によって変わります。
育児休業開始から、半年までは月額賃金の67%が給付され、半年以降は50%が支給されます。
基本的に給与が高いとされる薬剤師ですが、育児休業給付金の上限は31.1万円であり、給与の満額を給付金としてもらうことは難しいでしょう。
月額賃金が47万円以上だと、上限にひっかかります。
手当の給付が遅い
給付が支給されるまで時間がかかることは実際に支給を受けないと知り得ないことです。
育児休業を開始してからすぐに給付金が支給されると思っていたら貯金額がないと厳しいのでしっかりと把握しましょう。
給付金をもらう期間が長い人は、育児休業を開始してから半年以降に初めての支給があるケースもあるため、生活資金はしっかりと貯金をしてから育児休業を開始しましょう。
昇進に響く
当然育休中は、仕事ができないため、1年間丸々育休を取得すると、昇進レースから外れる可能性が十分に考えられます。
1年経つと、職場の編成も大いに変わってしまいます。育児休業を開始する男性はおおよそ30代のため薬局で働いている薬剤師だと薬局長や役職者が多いです。
支局長やエリアマネージャーなどの昇進一歩手前の人の場合は、育児休業を取ることにより、他の方がその1年間の間にあなたの代替として登場するためあなたの昇進は一歩遠ざかってしまうでしょう。
それが嫌なであれば、育児休業を取る前にしっかりと昇進やまわりのスタッフの影響を考えましょう。
男性育休の取得方法
会社の育休制度を確認する
就業規則や企業のホームページをしっかりと確認しましょう。会社によっては独自の制度がある場合もあります。
手続きが明記されている場合もあります。詳細がわからない場合は、人事部や総務部に確認して期限を間違えずに申請しましょう。
上司には前もって伝えておく
育児休業を取得する気がある場合は、会社に取得の意思を事前に表明する必要があります。
あなたの直属の上司にも取得の前(奥様の妊娠中)に取得の希望や期間について時間を取って話をしましょう。
取得は細かく取得するより、長期間取得する
給付金は半年までは金額が変わらないため、半年を目処に取得しましょう。
1ヶ月では、奥様のサポート期間としては不十分です。赤ちゃんの成長を楽しむためにも最低でも6カ月は必要です。
取得期間については、奥様とよく話し合ってください。旦那が育児に協力的ではない場合は、育児期間中にあなたに幻滅されます。取得前にはYouTubeなどで育児のリアルについて勉強しましょう。
取得時には、母子手帳と誕生予定日が必要
取得時には、書類が必要です。
書類の記載事項として
取得希望日と期間
お子様の誕生予定日
母子手帳の誕生予定日、奥様と申請者のページ
まとめ 男性育休のメリット・デメリットをしっかりと把握して、子育てを楽しみましょう。
お子様の成長を家族で見ることができるかけがえのない一瞬を仕事で費やしてしまうのはもったいなくありませんか?
男性でも育児休暇を取得することにより、父親としての自覚、お子様との絆、奥様の負担の軽減など様々なメリットがあります。
その一方で職場へのマイナスの影響も考える必要があり、本当にあなたの人生を考えるのであれば育児休業中に転職をするのも一つの手です。
しっかりとご家族で相談し、明るい未来を目指しましょう。
育児休業中は、今までの給与額の満額を給付金としていただくことはできません。イオンでは、独自に手取り額を100%補償してくれる制度もあるため経済的な負担を考慮するのであれば小さなお子様がいる家庭にとっては優しい企業であると言えるでしょう。
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