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薬剤師の魅力とは?やりがいと他の職種には負けないメリットを現役薬剤師が解説

薬剤師といえば、頭が良いとか給料が高いというイメージがあったり、薬を出すだけで今後はAIに取って代わられる簡単な仕事だと思われています。

しかし、実際には何万とある薬の知識があるのはもちろんのこと。

患者や医師、看護師などの医療職、時にはケースワーカーや事務員などの非医療職種とのコミュニケーションを通じ患者の状態を把握し、薬物治療や管理について適切なアドバイスや相談をすることにより患者の薬や治療に対する理解を深め、スムーズな医療を提供することを使命としています。

それは、すべての患者に対して行われるわけではなく、”必要に応じて”行っているので、若い方などは薬剤師の役割を100%知る機会は滅多にありません。

今回は、薬剤師の仕事って何?のギモンを徹底解説します。いつも薬局の奥でコソコソ何をやっているのか気になる方はぜひ読んでください。

誰も言わない薬剤師の本当の魅力は、一定の社会的レベルを有し、日本国内ならどこでも転職が可能な融通の利くところです!

Teitaka

私も薬学生になるまで、薬剤師がどんな仕事をしているのか全然知りませんでした。

若い世代の方にも正しく薬剤師の仕事を理解していただけるように説明します!

薬剤師の仕事とは?

薬剤師は、薬の専門家として、さまざまな場所で働いています。以下は、薬剤師が働く代表的な場所とその仕事内容です。薬局といっても場所によって仕事が違います。

病院の中の薬局

病院の薬剤師は、医師が出す処方箋に基づいて薬を準備し、患者さんに提供します。

また、薬の効果や副作用について説明し、患者さんが正しく薬を使えるようにサポートします。さらに、医師と協力して患者さんの治療計画を立てることもあります。

他にも

・病院内のキレイさをチェックする感染対策委員

・患者のごはんの中身をチェックする栄養サポート委員

・注射同士の中身を混ぜる混合注射業務

・抗がん剤を調製する仕事

・入院患者の持ってきた薬の確認

・夜勤 1日病院にお泊りし、必要に応じて薬を渡す

など様々な仕事があります。

Teitaka

私がいた病院では、やることが多くて1日があっという間に過ぎてとても充実していました!

調剤薬局(病院・クリニックの横の薬局)

調剤薬局の薬剤師も、病院と同様に処方箋に基づいて薬を調剤します。

しかし、調剤薬局では地域の人々と直接触れ合う機会が多く、健康相談に応じたり、薬の使い方についてアドバイスをしたりすることが求められます。

他にも

・薬の在庫を適正に保つ

・売上の確認

・患者とお客の対応

・クレーム対応

・近くの病院や薬局との協力

病院と比べて、運営が薬局独自のものになるため自由に患者に対してアドバイスなどを行えます。しかし、自分の責任が多いため思わぬトラブルを招くこともあります。

患者と話す機会も多いので患者対応のコミュニケーション能力を伸ばすこともできます。

Teitaka

調剤薬局は、病院の中の薬局よりも薬剤師の人数が比較的少ないため、トラブルなども自分で対処しないといけないよ!

ドラッグストア

ドラッグストアの薬剤師は、処方薬だけでなく、市販薬の販売や健康食品、化粧品などのアドバイスも行います。

また、健康相談や病気の予防についての情報提供も重要な仕事の一つです。

他にも

・薬の在庫を適正に保つ

・売上の確認

・患者とお客の対応

・クレーム対応

・近くの病院や薬局との協力

時には、重大な疾患を持っているが市販の薬で対処しようとしているため必要に応じて病院への受診を勧めるなど気の抜けない業務です。

Teitaka

ドラッグストアで売っている薬を覚えるのは大変!

おすすめなんですか?と言われると困ってしまいます。

製薬会社

製薬会社の薬剤師は、新しい薬の開発や研究を行います。

薬の効果や安全性を確認するための試験を実施し、薬が市場に出るまでのプロセスに関わります。また、医師や薬剤師に対して薬の情報提供を行うこともあります。

Teitaka

私は、製薬会社や企業での経験はないので仕事内容を知っている人は教えてほしいです。

    以下のフォームに必要情報を入力してください

    薬剤師の魅力

    薬剤師の仕事にはたくさんの魅力があります。ここでは、その中でも特に大きな魅力をいくつか紹介します。

    人々の健康をサポートできる

    薬剤師は、患者さんに薬を提供するだけでなく、正しい使い方を教えることで病気の治療や予防に貢献しています。患者さんが健康を取り戻す姿を見ることができるのは、大きなやりがいです。

    専門知識を活かせる

    薬剤師は、薬の専門家としての知識を駆使して働きます。薬の効果や副作用、相互作用など、深い知識が求められる仕事です。そのため、学んだことを実際の仕事に活かすことができるのが魅力です。

    せっかくの6年間勉強をするのですから、専門性を発揮できる仕事がいいですね。

    安定した職業、一定の社会的地位

    薬剤師は、医療の現場で欠かせない存在であり、需要が高い職業です。そのため、安定した収入と職場を得ることができるのも大きな魅力です。特に高齢化社会が進む現代において、薬剤師の需要はますます高まっています。

    また、交際相手に望む職業で男女ともに薬剤師がランクインしています。年齢層が高い方は薬剤師は頭が良いと思う方が多く、結婚相手の親御さんからも安定していると感心されるケースが多いそうです。

    Yahoo!ニュースより引用:
    【理想の結婚相手の職業ランキングTOP10】1位に輝いた職業の気になる年収や退職金は?

    多様なキャリアパス

    薬剤師は、病院や調剤薬局、ドラッグストア、製薬会社など、さまざまな場所で働くことができます。

    また、研究や教育、行政機関で働く薬剤師もいます。このように、多様なキャリアパスがあるため、自分の興味やスキルに合わせて働く場所を選ぶことができます。

    日本全国どこでも転職が可能

    特に女性の薬剤師は、結婚・出産などで継続して勤務できなくなるので、どこでも簡単に就職が可能な薬剤師はとても魅力的です。

    転職サイトに登録すれば、何もしなくてもエージェントがあなたに合う求人を見つけて来てくれます。

    Teitaka

    県民性も違いとてもおもしろいです。

    田舎の患者さんは優しい人が多く、関西の患者さんは言葉がきつい印象です。

    他の職種には負けないメリット

    薬剤師の魅力は他にもありますが、他の職種と比べても負けないメリットがいくつかあります。

    1. 高い専門性

    薬剤師は、薬に関する専門知識を持っているため、他の職種にはない高い専門性があります。この専門性は、患者さんや医師から信頼される大きな要因となります。

    2. 社会的な意義

    薬剤師は、病気の治療や予防に貢献することで、社会に対して大きな意義を持つ職業です。人々の健康を守る仕事に誇りを持つことができるのは、薬剤師ならではのメリットです。

    さらには、薬剤師として海外で働くことも可能です。

    ボランティアや国際NGO職員として紛争地域や貧困で苦しんでいる国へ医療提供など薬剤師としてできる仕事はたくさんあります。特に整理整頓を重んじる日本人薬剤師の需要は高い反面、日本人は保守的であまり外に関心を向けることはありません。

    海外で異文化と触れ合うことで、自分の成長にも繋がります。

    海外薬剤師の仕事については、こちらの記事を読んでください↓

    【薬剤師】国際協力と人道支援、日本の薬剤師は海外で通用するのか?

    3. 継続的な学び

    薬剤師は、新しい薬や治療法が次々と登場する医療の現場で働くため、常に最新の知識を学び続ける必要があります。この継続的な学びは、自分自身の成長にもつながります。

    また日々の患者とのコミュニケーションで”時事”に精通しないと信頼される薬剤師にはなれません、幅広い知識を得、患者さんに還元できるような薬剤師が信頼を得られます。

    現役薬剤師からのメッセージ

    私自身も薬剤師として働いていますが、この仕事の魅力を日々感じています。

    特に、患者さんが笑顔で「ありがとう」と言ってくれる瞬間は、何物にも代えがたい喜びです。また、薬剤師としての専門知識を活かして、患者さんの健康をサポートできることに大きなやりがいを感じています。

    最近では海外での薬剤師活動で日本人のわたしが海外でも通用するんだと感じたときはとてもやりがいを感じましました、まだまだ紛争や貧困が続く中他にも海外を目指す薬剤師が増えることを望んでいます。

    まとめ

    薬剤師の仕事は、人々の健康を支える重要な役割を担っています。専門知識を活かして働くことができ、安定した職業であることから、多くの魅力があります。また、他の職種にはない高い専門性や社会的な意義を持つことも、薬剤師の大きなメリットです。

    皆さんも、将来の職業選びの一つとして薬剤師という選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。薬剤師になるためには、薬学部に進学し、国家試験に合格する必要がありますが、その道のりは決して無駄ではなく、充実したキャリアを築くための一歩です。

    最後までご覧いただきありがとうございました。

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      Teitaka
      薬学部を卒業後、調剤薬局、総合病院の勤務を経て30歳を機に海外で働くことを決意、海外経験なし、語学力もなし。 そんな自分が試行錯誤を繰り返し、国際NGOで働けるまでに語学力をup。しかし現在でも英検2級程度の実力。さらなるレベルアップを目指し、次への目標を定めて今一度本格的に英語学習を再開。その備忘録をここに記します。 薬剤師として国内、国外で働いた経験を活かして転職についてもアドバイス。 【経歴】 ・6年生薬学部一期生 ・病院薬剤師: ケモ担当、病棟薬剤師管理者 ・調剤薬局: 管理薬剤師、薬局長、支局補佐 ・国際NGO: 薬局管理者
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