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【調剤薬剤師転職】転職後1年で年収100万円アップした方法5選を、転職経験4回の薬剤師が紹介

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調剤薬局薬剤師の給料はそれなりにもらえるが平均すると500-600万円(地域、役職にもよる)です。

しかし、転職してからは毎年の勤続給が雀の涙ほど増えていくが大きく増えることは稀だろう。それは、調剤薬局では昇格など役職が変わる機会がないからだ。

働く上で給料を上げてもらうためには、他の人がやりたがらない仕事をしっかりしてそれを上司に見てもらうことが重要です。

責任がある薬局長や管理薬剤師になれば年収プラス100万円も夢ではありません。今回は、どのように年収を上げればいいのか実際に私が行ったことをご紹介します。

Teitaka

僕は、この方法で年収600万から700万円にアップしたよ!

薬剤師年収アップのために行うべきこと5選

患者に寄り添った接客、対応をする

これは薬剤師業務を当たり前にこなせば誰でも達成できることだが、薬局の中にはあまり患者目線に立って考えることができない対応を行っているところもあります。

2020年から続くコロナ禍において、解熱鎮痛薬や感冒薬、一部の漢方薬などの処方箋医薬品の欠品が相次ぎ、当たり前にもらうことが出来た薬がなかなか手に入りにくい状況が続いています。

欠品が続くのは薬局としては仕方がないのですが、患者さんはそのことを知らない方がほとんどなので、医薬品を求めて薬局をたらいまわしになるケースが珍しくありません。

その中でも、欠品したときに他の薬局へ促すのか、どうにかして入手しようと努力するのかでその薬局の患者さんに対する方針がわかります。

患者さんもそのような対応を見れば、薬局の評価は自ずとついてくるので、患者目線にいつも自分を置くことが重要であり、それが薬局自体の評価につながります。

【ケース1 在庫不足編 ダメな接客】

患者

この薬はありますか?

ダメな薬剤師

(うわっまた咳止めだよ)

そのお薬はうちにはないので他の薬局へ行ってください

患者

えっないんですか、他の薬局も3か所くらいなかったんですが。。。

ダメな薬剤師

そうなんですよ、今どこもないかもしれないんですけど、他の薬局ならあるかもしれないので頑張って探してください。

患者

そうですか、、わかりました。。。

(対応最悪、評価は1点!)

常に丁寧な対応を心がけましょう、患者さんが納得していただけるような選択肢を用意し、薬局側の都合を押し付けないように気を付けてください

【ケース1 在庫不足編 良い接客】

患者

この薬はありますか?

丁寧な薬剤師

そちらは、現在どこの薬局でも手に入りにくい薬です。

もしかしたら、手に入る可能性があるので、少しお時間いただきますがお調べしてもよろしいでしょうか?

①薬を売っている会社に在庫があるか確認

②近くの薬局に在庫があるのか確認

③患者様の同意があれば同じような効能のお薬へ変更できないか先生に確認

①-③をこれからしていきますね。

患者

なるべく先生が処方してくれた薬を飲みたいので①か②でお願い

丁寧な薬剤師

かしこまりました。

確認したところ、近くの薬局に置いてあるのでこちらから買いに行きましょうか?

それとも薬局にFAXを送信して、すぐに準備できるように手配いたしましょうか?

患者

今日は時間がないので、薬局へFAXしてもらえますか?

(対応素晴らしい!評価は5つ!)

現在はSNSなどで薬局の評判もすぐに確認することができるので、ちょっとした忙しいタイミングやイライラした態度が表に出てしまうことも

適切でスピーディーなクレーム対応をする

接客業といっても過言ではない薬剤師業務で一番の厄介な業務の一つにクレーム対応があります。

患者さんに怒られたり、意見をいただいたりマイナスのイメージがあるクレーム対応ですが、患者さんの訴えを真摯に受け止め対応することが出来れば、プラスの印象を与え常連になってくれる事もあり、自身の成長の糧にもなるので一石二鳥なのです。

【ケース2 対応が悪い薬剤師編 ダメな対応】

患者

薬について聞きたいことがあったのに何の説明もなく終わったんですけど

ダメな薬剤師

こちらも多くの患者さんの対応をしなければならないので、一人ひとりにあまり時間を取ることができません。

患者

あっ。。。。はい、わかりました。

(言ってもムダだったのね、今後この薬局には来ません)

まずは患者さんに不快な思いをさせたことに対して真摯に謝罪をしましょう。

決して「忙しい」などの言い訳をすることはないように!

【ケース2 対応が悪い薬剤師編 良い対応】

患者

薬について聞きたいことがあったのに何の説明もなく終わったんですけど

丁寧な薬剤師

そうでございましたか、こちらの対応で不快な思いをさせてしまい大変申し訳ございませんでした。

大変お手数ですが、どのような対応だったのかお聞かせ願えないでしょうか?

患者

薬の飲み方でいつ飲めばいいのかわからなかったのに、適当な対応をされてすぐに会計に促されてしまったのです。

薬については、知識がないのでもう少し丁寧に教えてほしかったです。

丁寧な薬剤師

大変申し訳ございませんでした。

薬剤師の仕事は患者様に適切に安全にお薬を飲んでもらうためのサポートをすることなのに、おっしゃる通りしっかりと対応できておりませんでした。

対応したものには、こちらからしっかりと指導し二度と同じようなことはないようにスタッフ間でも周知させていただきます。

今回は貴重なご意見をいただきありがとうございました。

そして、重ねてお詫び申し上げます。

※実際には激怒している患者さんには何を言っても聞いてもらえない場合もあるのでしっかりと訴えを聞き、自分で対応できない場合にはすぐに上司に報告しましょう。

管理薬剤師になる

調剤薬局に必ず設置しなければいけない管理薬剤師は、年収アップに最適の役職です。

一般的には5年以上の実務経験が必要とされているので、新卒ではなかなかなることは出来ませんが調剤薬局で勤務するからには一度はなっておきたいものです。

保険薬局業務の法的な責任を担う管理薬剤師は年収が増える分、業務負担も増加する為しっかりと内容を把握した上で職務につきましょう。

管理薬剤師で大変な点は、

個別指導の準備、対応

日々の設備管理の確認(必要に応じ書面にて改善指示等の提案)

副作用発現時の報告

などです。

薬局の中で問題があった時に出番になるのが管理薬剤師なので、常にその店舗で勤務している必要があり、基本的には他の店舗の応援や兼業は出来ません。

実際に管理薬剤師を経験した人は、「こんなことまでしてたんですか?」とか今までは在庫管理や服薬指導など薬剤師としての業務をしていた人にとっては何もかも初めての事なので、業務量が増えて大変です。

日ごろから自分以外のスタッフの仕事も興味を持って観察し、手伝えること、出来ることを増やしていくのが年収アップのコツです。

薬局長になる

多くの薬局では、管理薬剤師=薬局長だが管理薬剤師は兼業が出来ないためスタッフ配置状況によってはそれぞれを分けて設置しているところもあります。

管理薬剤師が薬局の法的な責任者であるのに対し、薬局長は薬局に業務をスムーズに行えるようなスタッフの業務調整を薬局間で行ったりします。

店舗数が多い薬局であれば、企業の方針や新しい施策などを現場のスタッフへ落とし込む役割も担っています。各保険薬局に管理薬剤師は必ずいるが、薬局長はエリアで一人しかいない場合もあります。

薬局における長であるため、役職手当があり給与も上がります。

調剤薬局では、比較的に簡単に薬局長になれますが、病院ではより厳格に階級に決まっており、薬局長へなるためには数十年単位での経験が必要になります。

法的な責任がない薬局長ですが、シフト作成や人員確保、本部員との折衝など薬剤師業務以外の業務が増えるため、残業時間は多くなりがちです。転職をする際には、必ず薬局長として残業がどのくらいあるのか確認することが重要です。

店舗間のスタッフの悩みや問題点を解決する

管理薬剤師や薬局長業務の中に含まれているが、それらの役職になる為には、ある程度の勤務経験と薬剤の知識が必要になります。

役職が上がる時は、上司から話を頂くことになります。人員によって、早く役職につく方もいますが、じっくりと業務を覚えて役職につく方人それぞれです。

会社としてはなるべく早く上位の職種につける人材を増やすことがさらなる業務の幅を増やす為に必要なこととなってきます。

人事の面から言うと、同じ勤務経験の薬剤師が2人いれば当然周りのスタッフからの評判がいい薬剤師を昇格させたいと考えます。

評判がいいとは、人によって内容は異なりますが、面倒な業務を率先してこなしたり、勤務しているスタッフの悩みを把握したり、上手に解決できるようにサポート出来るスタッフが重宝されます。

必要ではない業務はしないというのもワークライフバランスを重要視する現代には必要な考え方ですが、遠回りと思う仕事の中に昇進へのチャンスが眠っている場合もあります。

重要なことは、自分の成果がしっかりと上司に伝わることです、モチベーションを維持することにも繋がりますので信頼のできる上司がいる職場で働きましょう。

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まとめ

転職時に一般スタッフとして入社した人は、管理薬剤師や薬局長に昇格することで提示されている年収より、100万円近くアップすることも容易です。そのためには他のスタッフがやりたがらない仕事率先して行い、周りからの評価を上げましょう。

しかし、役職が上がることにより責任や業務負担が増えてしまうため、日ごろから薬局長、管理薬剤師の業務を観察しておきましょう。

一度管理薬剤師の経験があると今後の転職でも優位になることは間違いありません。転職を考えている際にはすぐに転職活動せずに薬局長や管理薬剤師になれるチャンスがあるのか確認しましょう。

若い時にはチャンスを逃さず、色々なことにチャレンジすることで今後の未来が開かれます。

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Teitaka
薬学部を卒業後、調剤薬局、総合病院の勤務を経て30歳を機に海外で働くことを決意、海外経験なし、語学力もなし。 そんな自分が試行錯誤を繰り返し、国際NGOで働けるまでに語学力をup。しかし現在でも英検2級程度の実力。さらなるレベルアップを目指し、次への目標を定めて今一度本格的に英語学習を再開。その備忘録をここに記します。 薬剤師として国内、国外で働いた経験を活かして転職についてもアドバイス。 【経歴】 ・6年生薬学部一期生 ・病院薬剤師: ケモ担当、病棟薬剤師管理者 ・調剤薬局: 管理薬剤師、薬局長、支局補佐 ・国際NGO: 薬局管理者
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