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薬剤師としてのキャリアはやりがいがある一方で、ストレスが多い職業でもあります。
今回は、薬局と病院における薬剤師のストレスの原因とその対処法について詳しく解説します。
私の4回の転職経験のうち、ほとんどの職場で様々なストレスが原因で休職→退職になってしまった方がいたので薬剤師全体の問題といえます。
ほんとうにツラかったらすぐに転職して無理せず働き続けることはないようにしよう!体と心を休める勇気も必要です。
少しのストレスがあとになって取り返しのつかないことになってしまうので、しっかりと対策を事前に立てよう!
薬剤師のストレスの原因と対処法 調剤薬局編
人間関係が狭い
狭い薬局の中、毎日顔を合わせて過ごさないといけないため、人の本性が露呈されるため性格が悪い人は一瞬でバレてしまいます。
そして、一度人間関係が崩れてしまえば修復は困難です。
コミュ力が低い方は無理に薬局内のコミュニティに属さず、プライベートを優先させましょう。
患者さんからクレームが来る
病院の薬剤師と違い直接患者さんと接する機会が多く、接客業の側面を持つ調剤薬局では患者さんやお客さんからのクレームを直接受け付ける役割も担っています。
時には、本部まで連絡がいったり、スマホで撮影されたり踏んだり蹴ったりのため、帰宅後にはぐったりです。
薬局長や管理薬剤師になると最終的なクレーム対応の責任者にもなるので、しっかりと敬語や礼儀の基本は習得しておきましょう。
【薬剤師】患者が怖い、クレーマーや怒られた時の対応方法を解説
調剤ミスが怖い
誰でもミスは怖いです、そしてミスをしたくはありません。
しかし、人間が仕事をしている以上ミスをしない完璧な仕事は不可能です。
ミスを減らす方法をチームで常に考え、最悪な状況にはならない安全策を実施している薬局は働きやすいところでしょう。
最近ではChatGPTなどのAIを利用し、ミスを極力減らし、効率化に力を入れている薬局もあるので参考にしてください。
【薬剤師】AIを導入している調剤薬局求人とは?メリットとデメリットを解説
投薬数が他のスタッフより多い(=さぼっているスタッフがいる)
薬剤師の人数がそれなりにいる薬局では、これは顕著にあらわれます。
働きアリの法則といってしまえばどうしようもありませんが、投薬を上手(本人は思っている)にかわしながら、一包化や散剤、予備製剤の調剤をさっさと行っている薬剤師はあなたの薬局にいませんか?
手書きの薬歴入力以外は、薬剤師個々の投薬数の統計を取ることができるので、あまりにもひどい場合は、しっかりと可視化をし、全員で負担を分担しましょう。
定時で帰れない
調剤薬局では、患者さんの来る時間によって変える時間が決まってしまいます。
閉局間際は特に処方に問題がある患者さんが多いので遅くまで空いている調剤薬局の場合は、定時で帰ることはほぼできないでしょう。
調剤薬局の種類によっても残業の有無が変わります。以下を参考にしてください。
門前がクリニックの場合は、終了間際に患者数が多く、門前医療機関が終わらないと薬局は閉めることができず、30-60分は残業があります。
門前が総合病院や国立病院の場合は、完全予約制の受診患者が多く来るので一日の患者の流れを予想ができ、事前に準備もできます。薬局によっては17時には閉局する職場もあるので忙しくても定時で帰りたい方は、こちらがいいでしょう。
ノルマが存在
ドラッグストア併設店などでは、毎月の売り上げノルマが課されるところもあるため、注意が必要です。
特に、健康食品やサプリメントを社全体で競うところもあります。
土曜日の疑義照会
土曜日の開いている薬局は、疑義照会の恐怖が待っています。
医療機関は、土曜日が休みの場合もあり、水曜日に発行された処方箋を土曜日(4日目=処方箋有効期間)に持ってくる方もいます。そのときに出荷調整品や在庫がない医薬品の処方があった場合は、地獄です。
薬剤師として、そのまま患者さんに処方箋を返却せずに、周りの薬局に声掛けをしなるべく在庫がある薬局を見つけてFAXをしてあげましょう。
薬剤師のストレスの原因と対処法 病院編
人間関係が狭い
調剤薬局と同様に薬局は狭いので、人間関係が一度壊れれば修復することは不可能です。
調剤薬局では、他の店舗に異動することも可能であり、対応策はありますが病院では異動もあまりないため厳しい状況になってしまいます。
前いた職場には、栄養課に異動になった薬剤師がいました!
他の職種の人が怖い
病院ならではことですが、様々な医療職の方と接する機会があります。
中には、厳しいスタッフもいるので薬局が仲良し空間の場合はショックを隠すことができません。
調剤ミスが怖い
調剤薬局と違い、注射剤や麻薬、抗がん剤など命取りになる医薬品を多数扱っているため、細心の注意を払う必要があります。
ミスが起こらない、患者さんに薬が行く前に何重にもチェックが施されるシステムが必要です。
当直が怖い(心霊的な)
病院には切っても切れない話ですが、大抵の病院には怪談まがいのお話が存在します。
夜間に血だらけのおじいさんが急に調剤室に入ってきたときはちびりかけました。。。
病棟の向精神薬の管理がずさん
病棟での向精神薬の管理は病棟薬剤師の大切な役割です。
看護師さんは、患者さんの対応や医師との連携で日々忙しく細かい薬の管理まで気を配ることができないため、病棟によってはその管理が行き届いていない場合もあります。
麻薬のミスが許されない
もし麻薬のアンプルを割ってしまったなら、対応が大変です。
アンプルの最後の一滴まで吸い取らないといけないため、取り扱いには細心の注意が必要です。
給与が少ない、希望の休みがとりにくい
病院は役職が上がるまで、給与は少ないです。
そして、休日勤務や当直もあるため、家族がいる薬剤師にはあまり人気はありません。
まとめ 職場にストレスはつきものです、上手にリフレッシュをしつつ取り除きましょう
薬剤師としての仕事には多くの挑戦がありますが、適切な対処法を取り入れることで、ストレスを軽減し、より充実したキャリアを築くことができます。